【詩】うたを歌ったり うんこをしたり

この身は一つしかないけれど
心はいくつもあるのです
昼の私は夜の私ではないし
山や都市を流れる川のように
あらゆる風景を集めながら
心は広い海をめざします

クジラは色んな心を食べて
体が大きくなって
うたを歌ったり
うんこをしたり
ときどき人間に食べられたりしながら
大きな身を一つ差し出して
私の心を
海から地上に送り帰してくれるのですが

陸に打ち上げられたクジラは
山のように巨大すぎて
私の小さな身では
クジラの心を回収することなど出来るはずもありませんし
ただただ
苦しくて
一本の棒のみたいに寂しくなって

大好きなあなたに電話を掛けました

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Author:euReka(エウレカ)
euRekaと申します。小説や詩を書いています。

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