《詩》猫は最後の血をあなたのバスタオルに吐きながら

天地がひっくり返ったまま

なんとなく続く

日常のスクリーンの中に

わたしがいて

あなたがいて

死にかけた猫がいて

乾いた秋の空気の中で揺れる

洗濯物の白いシャツにとまった草色のバッタが

一瞬だけわたしを見たあと

「ぴょん」と言いながら夕日に向かって素っ気なくジャンプした

猫は最後の血をあなたのバスタオルに吐きながら

「幸せだったよ」とわたしに最初の強がりを言った

日本語で

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プロフィール

Author:euReka(エウレカ)
euRekaと申します。小説や詩を書いています。

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